間違ってないけど・・・違うよね・・・

ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

九州住環境研究会事務局(松下孝建設内)の池田です。


私、松下孝建設に所属しておりまして、

北薩エリア(主に、薩摩川内市、いちき串木野市、さつま町、阿久根市、出水市など)を担当致しております。

来場されるお客様から、いろいろなお話をお聞きする事ができるのですが・・

ここ最近、最も「はぁぁぁぁ?????」と思った話が・・・

お客様:

「この間行った、〇〇住宅の営業から、

高気密・高断熱住宅と言えば、松下孝建設さんもいい断熱材を使っていると皆さまおっしゃるんですけど、

うちの〇〇住宅の方が、いい断熱材を使ってるんですよ・・だから、断熱では負けません!!

って説明されたんですけど、本当ですか?」

と質問された事があります。


趣味は『他建築会社の建築現場を眺める事』の私池田ですが、

その〇〇会社の断熱材・・・よく知っています。

確かに、断熱材の素材としての『熱伝導率』は優れていますが・・・


例えば、壁の断熱材について

〇〇会社の断熱材・・・熱伝導率 0.022W/m K

松下孝建設の断熱材・・・熱伝導率 0.028W/m K


熱伝導率とは、簡単に説明すると、単位長さ(厚み)熱の伝わりやすさを表した数値で、

数字が大きい程、熱が伝わりやすいという事になり、

数字が小さいほうが、断熱材として優れているという事になります。

『”同じ厚みだったら”数値が小さい方が熱を伝えにくい』

従って、〇〇会社の断熱材の方が、0.006W/m Kだけ、熱を伝えにくい素材であるという事になります・・・・

が!!!!!!!!

んが!!!!!!!!!

だが・・・しか-----------------------------------------し

確かに、『熱伝導率』において優れた断熱材を使用していたとしても・・・・

それだから、

「松下孝建設さんより温かい家なんです~ぅ」という事ではない!!!


いい断熱材でも・・・薄ければ意味がな----------------い!!!!!

隙間だらけなら・・・・・意味がな-------------い!!!!

耐久性がなければ・・・・・意味がな-------------い!!!!



断熱を表す数値で大切なのは、まずは『熱抵抗』です。

断熱材の厚さを考慮した熱の伝わりにくさを表した数値になります。

今度は、数値が大きい方が、熱が伝わりにくいという事になります。


〇〇会社は、確か・・・壁が40㎜だったはず・・・

計算すると・・・熱抵抗R=1.82

松下孝建設は・・・熱抵抗R=2.5

熱抵抗値で1.37倍も異なる。

繰り返しますが、数値が大きい方が、熱を伝えにくい仕様という事になります。


さらに、熱を遮るものとして考えていくと・・・・

壁には、断熱材以外の部材も利用されていますので、それらの部材をも加味した

『熱環流率(U値)』という数値が・・・


さらに、さらに、壁だけでなく、床、壁、天井など住宅全体の『熱環流率』の平均が計算される

『外皮平均熱環流率(Ua値)』は、住宅の断熱性の高さを比較する重要な数値となっています。

このUa値は、数字が小さい方が断熱性の高い住宅となりますので、そこもしっかり押さえておきましょう。


松下孝建設の標準施工である『ハイブリッド・エコ・ハートQ工法』は、

断熱材の熱伝導率だけでなく、採用できる厚み、耐久性など、工法に最も適した材料を選択しています。

エコハートQ21+断面図改+濃.jpg
↑ハイブリッド・エコ・ハートQ工法 壁の構造イラストです。

外張り断熱と充填断熱のW断熱

外張り断熱材には、遮熱シートが張られています(これは、計算では数値としてその効果を表せません)

さらに、耐震性を高めるダイライト

VOCやホルムアルデヒドを吸着できる内装材(ハイクリーンボード)


〇〇会社の営業の言っていることは・・

確かに間違いではないけど、論点をずらしているように聞こえます。

採用している断熱材の種類は優れていても、厚みに欠ける状態では果たしてそれは、

『暖かい住宅』と言えるのでしょうか?


構造にご興味を持たれた方は、いつでも、建築現場にて構造のご案内を致します。

九州住環境研究会の各施工店までお問合せください。

各施工店は、下記、九州住環境研究会HPよりアクセスできます。

http://www.ecoq21.jp/

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